マルキール教授とさわかみ教

5月の17日に有楽町で、マネックス証券、セゾン投信、バンガードの3社で合同のセミナーが行われました。
（ノートをとっていたので、自分の備忘録のため、書き起こしてみました）



わたしはマルキールさんがどんな人か、知らずにのこのこと出かけてきました。
投資に興味をもったのは、「資産形成」という大きなテーマに興味があったわけではなく、
「投資信託ってなんだ？」と思ったからです。

それまで、普通の銀行預金しか知らず、春くらいにようやく外貨預金を勉強したような「超初心者」なもので。

マルキールさんはすごい方でした
この本の著者だったのです。

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

• 作者: バートン マルキール
• 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
• 発売日: 2007/05/25
• メディア: 単行本

これは投資をするにあたって、まず読んでみるといいとすすめてありました。
そんな経験も実績ももっているマルキールさんて、どんな人？という興味もあり、行ってみた次第です。

じいちゃんなのに、とても明確に話をしてくださり、よかったです。
英語もききやすいタイプの方でした。（もちろん同時通訳さんがついてくださいましたが）

■投資信託については

• 手数料が安ければ安いに越したことはない
• インデックス型がおすすめ（インデックス型の平均リターンは、平均的な運用のリターンよりも高い、そうです）
• （インデックスだけじゃなくて、もっとアクティブに増やしたい人は）インデックスを核にすえて、あとは好きなものに入れて、リスクを下げるとよい

とおっしゃっていました。

■経済情勢については

• 回復は遅いだろう
• 2009年は底打ちだ

とおっしゃっていました。

マルキールさんの講演のあとに
・マネックスユニバーシティの内藤忍さん
・バンガードの日本代表の加藤さん
・セゾン投信の社長の中野さん

によるトークセッション（？）が行われました。
これもとっても面白く、「ほぉ」と思いながら、楽しく拝聴しました。

総括すると個人投資家は

• 長期
• インデックス
• 分散
• 低コスト（これは手数料をできるだけ安くしましょう、との意味）

をこころがけたらいいですよ、ってことでした。

内藤さんが「株式と債券は投資の王道」とおっしゃっていたので、もうちょっと債券について勉強したいなぁと思いました。
あと、興味深かったのがそれぞれの個人資産のうちわけ（なににどのくらい投資しているか？）というでした。
3人でけっこう違いあるのがおもしろかったです。

それから、セゾン投信の中野社長の話のなかに「さわかみさん」「さわかみ教」という言葉が出てきて、
私の中で「それは宗教っぽい会社さんのこと？」という疑問が沸いてきました。
でも、なんだか、個性の強さをその「さわかみさん」に感じました。

セゾン投信のあつかう投資商品も興味が出てきたので、早速資料請求してみようと思ってます。
相場とか読めないし、生株は加藤さんももってない、っておっしゃていたので、
投資信託でプロに運用してもらって、うまくプラスがでたらいいなーなんて思いながら、帰りました。
（バンガードがどんな会社なのか知ることができたのも）

投資している人、興味のある人はまだまだ日本は少ないそうです。
個人的には、勉強していくととても社会と深く結びついていて、おもしろいなぁと感じます。
買うという消費者の立場だけで、それぞれの売り場に行くのではなく、
どこの会社がなにを作っていて、いま社会ではこんなことが起こっていて、だから儲かっている会社があって、とか
海外の影響ももちろん受けているわけで、お金がちがう顔をみせた、そんな感じです。





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タグ：マネックス 投資信託